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◆越中五箇山物語◆vol.10
◆越中五箇山物語◆vol.10
※文章は五箇山在住の方から頂いたものをエッセイ式に掲載しております
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五箇山的日常生活(私の場合)。
お祭り気分も、GWが過ぎるといやがおうでも現実に引き戻される。
残ったのは、お酒やオードブルの請求書と、オードブルが存分に貯まったオナカである。
「観光地」といっても、日常は何ら変わらずに過ぎてゆく。
GWも過ぎた、ある平日の午後。
ふと路傍にたたずみ、ぼーっとしながらあたりを見渡す。
ひとはこういう状態を「何をサボって」という。
どうかすると、
「あれチョッコしオカシイがんないがか、ドモナイがか?」
とまで心配される。(当たらずとも遠からず、かなりきてますけどね)
そこへ、カルガモの親子のような、保育園児の遠足が、道路を横断、ドライバー達もちゃんと一旦停止、微笑んで見ている。
道路の縁石に腰掛け、世間話をするおばあちゃん達。
ランニングをする高校生。
その横を、他府県のナンバーの車やバイク、あるいは地元のダンプカーなどが通り過ぎてゆく。
都会の住宅地などと比較すると、それなりに喧騒の中にあるのかもしれない。
中には、観光と全く関係のない方も住んでいらっしゃるから、
他人さまが軒先をうろうろと歩く事は、事実「いじくらしい」事この上ないかもしれない。
ただ、「観光地」を標柱として掲げる以上、これは「有名税」として受け入れなければいけない事で、全くの静かな環境を望んだり、「悪意のない土足」を嫌う事などはできないと、私は思っている。
そうして1日も終わり、商店で買い物をして、最後に豆腐屋へ寄って、帰宅。
豆腐屋で、「豆腐ちょうだーい」というと、
「堅いが?やこいが?」と聞かれるのは五箇山ならではだろう。(第1話読んでね)
お揚げさんだって、「何枚?」と訊かれるから、自分からナイロン袋に手を突っ込んで手袋代わりにし、必要枚数を「えいっ」
と掴み取ったりする。その方がお店の人も楽だったりするわけで、確かにスーパーなんかでパック入りのものをかごに放り込んで、レジに並んで買うのと比べると、メンドいといえばそうなのだが、お釣りを渡しながら「子供さん元気?」とか、どうかすると「最近肥えたがじゃない?」とか声をかけてくれたりする。
その、「なんだか余計なお世話的人間関係」が、あったかくって、私はたまらなく好きだ。
そんな、正直どうでもよいことまで、こうしてネットの世界で自由に表現する事もなんら違いもなく出来る。
でも、yahoo!○Bを申し込もうとしたら、やはりというか
「申し訳ございませんがお客様の地域はサービス提供圏外で・・・」とさも気の毒そうに店員のオニイサンに返事を返されてしまったのだった。
文章:@ゆっけ
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※写真はイメージです
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